こんにちは、藤田歯科医院です☆
朝晩が冷え込む季節になってきましたね。
体調に気を付けてお過ごし下さい☻
以前のブログで大人の矯正について書いているので
今回は小児矯正について書かせて頂きます。
小児矯正には一期治療と二期治療があります!
一期治療は、6・7歳までに開始するのが一般的です。
この年齢は、子どもの歯から大人の歯へ交換する時期であり、歯並びの異常を治す上での適齢期となっています。
それ以降では前歯の永久歯が良くない状態のまま動きが止まってしまうことや奥歯がぐらつき始める年齢になってくるため、矯正装置が安定しにくい場合があります。
6・7歳で凸凹やズレがある場合、まだ生えてきていない歯も顎の中で方向を変えてきて、悪化していく場合が多いです。
一期治療の目的は、顎骨の発育を正常に促すことです。
例えば、上の顎の幅が狭くて、将来的に乱ぐい歯となりそうなケースでは、拡大床などを用いた矯正治療を実施します。
顎の骨が正常な幅まで拡大されるため、永久歯をキレイに並べるためのスペースを確保できます。
つまり、小児矯正の一期治療では、歯並びの乱れを細かく整えるような処置は行いません。
あくまで、しっかりとした土台を作るための治療なのです。
二期治療は、12歳くらいから開始するのが一般的です。
この頃になると、永久歯が生えそろい、顎の骨の発育もピークを超えています。歯並びの乱れを細かく整えるのに適した時期となります。
矯正用ワイヤーを装着して、歯を1本1本、正しい位置へと移動させる従来の“歯列矯正”は皆さんもイメージしやすい治療法かと思います。
6・7歳までに始めることが適していると述べましたが、状態によっては4歳前後から治療を始めた方が良いケースもあります。それは骨格的な異常に由来する下顎前突(受け口)です。
下顎前突とは?
下顎前突とは、一般的に受け口と呼ばれているもので、下の顎や前歯が前方へと飛び出しています。
“顎がしゃくれている”と表現されることもあり、顔貌におけるコンプレックスとなりやすい歯並び・かみ合わせの異常です。
これが骨格的な問題に由来している場合は、早期治療が必要となることも多いです。
上の顎の成長が遅れている場合は要注意!!!
受け口の原因というのは、必ずしも下の顎が成長しすぎているわけではありません。
下の顎の大きさが正常でも、上の顎が小さいと相対的に下顎が前方へと突出しますよね。
これを専門的には上顎骨の劣成長(れつせいちょう)といいます。つまり、受け口というのは、上下の顎のアンバランスによって生じやすい歯並び・かみ合わせの異常なのです。
上顎骨の劣成長に由来する受け口は、早期治療の対象となりやすいです。
上顎骨は成長スパートが早い!
実は、上下の顎で成長の速度やスパート時期が大きく異なります。
上顎骨は頭蓋骨や脳とも近い位置にあり、成長スパートが早い時期にあるのです。
そのため、上顎骨の発育に異常が認められる場合は、小児矯正を早い時期に開始しなければ手遅れとなります。
上顎骨の劣成長による受け口なら、4歳前後から矯正を開始しても、決して早いということはありません。
小児矯正を始める時期はケースによって大きく異なります。
早期治療がとても有効となる場合や時期を逃すと悪化し治りづらい状態になってしまうこともありますので気になることがあればなるべく早めにご相談ください。
小児矯正が必要かどうかも含め、藤田歯科医院では矯正専門の先生が相談に乗らせて頂きます!
詳しくはスタッフまで♪
藤田歯科医院
TEL:06-6351-4618