お知らせ
こんにちは。藤田歯科医院です!
最近は涼しくて過ごしやすくなってきましたね~😊
私は夏に暑くてできなかったピクニックを友人とする予定です🍴
今回はタバコ🚬と口腔内の健康についてお話します!
皆さん自身や周りにタバコを吸っている方はいらっしゃいますか?
タバコは「百害あって一利なし」といわれるほど、さまざまな病気の原因となっています。
その中でも、「タバコの三悪」と呼ばれるニコチン・タール・一酸化炭素のほか、200種類ほどの有害物質が体内の取り込まれることによって、歯周病を進行させるほか治癒の遅延を招くと言われています。
〇タバコと歯周病の関係
ニコチンやその他の有害物質が体内に取り込まれると、免疫力が低下することで細菌感染による炎症が起こりやすくなります。
また、ニコチンの血管収縮作用や一酸化炭素によるヘモグロビン濃度の低下により、歯周ポケット内の酸素分圧が低下すると、嫌気性の歯周病原菌が繁殖しやすい状態になります。
タール(ヤニ)が歯面に付着することで、歯周病の原因となる歯石がつきやすくなるため、症状が進行しやすくなるのです。
更にタバコは歯周病を悪化させるだけでなく、歯周病を治りにくくする役割を果たしています。
歯肉の表面を覆う上皮細胞や、傷の修復に関わる繊維芽細胞の機能が障害されることで、歯周組織の修復能力が低下するため、歯周病の治療を行っても治癒が妨げられてしまいます。
〇受動喫煙の歯周病への影響
タバコによる歯周組織への影響は、吸っている本人だけでなく周囲の人にまで及びます。親がタバコを吸っている場合、子供の歯周病や歯肉のメラニン色素沈着のリスクが高まることが分かっています。
特に、タバコの煙は粒子が非常に小さいため、「非喫煙者のそばで吸わない」「歩きタバコはしない」「必ず喫煙コーナーで吸う」など、公共マナーをきちんと守ることによって受動喫煙を防ぐ必要があります。
〇禁煙の効果
タバコをやめると、すぐに歯周組織にいい影響が現れます。
数日後には、歯肉の血流の量が増えるほか、炎症に伴い歯肉溝から分泌される歯肉溝浸出液が減少しはじめます。それにより、歯周病治療を行った後に治癒が見られるようになって、歯周組織の破壊を抑えることができます。
さらに、禁煙1年後くらいから歯の喪失リスクが低下しはじめ、10年以上たつと非喫煙者と同レベルにまで回復することが分かっています。
このように、禁煙することで確実に歯周病のリスクを下げることができるほか、受動喫煙による周囲への影響が抑えられるなど、大きなメリットが得られます。
タバコは、肺ガンや脳卒中、心筋梗塞などの深刻な疾患の原因となることは広く知られていますが、歯周病の進行に関わっていることは、残念ながらあまり知られていません。
たかが歯の病気と思われるかもしれませんが、歯周病によって歯を失うだけでなく、認知症のような重篤な症状をひきおこす恐れがあるのです…
そのため、「本数が少ないから問題ない」「自覚症状がないから大丈夫」ではなく、歯科医院できちんと定期検診を受けて、歯周病から大切な歯を守りましょう♪
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