お知らせ
こんにちは、歯科衛生士の田房です。
虫歯や歯周病、歯の矯正、親知らずなど一生のうちに何度かは抜歯(歯を抜くこと)
そこで今回は抜歯の前と後の注意点などを書いてみます。
<服用している薬や持病アレルギーがある方>
現在、他の薬を服用されている方、持病がある方
妊娠および妊娠の可能性のある方、
・骨粗鬆症の薬(ビスホスホネート(BP)製剤)
・血をサラサラにする薬(ワーファリン、バイアスピリン等)
服用されている方は特に注意が必要です!
また、複数の薬を飲む場合もいずれかの薬の効果が出なくなってしまったり、 薬と薬の相性が悪い場合は副作用が出てしまう事があります。
<抜歯前の注意>
いつも通り過ごして良いですが体調を整えて十分な睡眠をとり、翌日の為にできるだけ飲酒は控えましょう。
丁寧な歯磨きをしてお口の中を清潔に保つ事も大切です。
抜歯というのは精神的な緊張もあると思いますが患者さんも非常にエネルギーを使う処置になりますので少しでも楽
診療前には必ずお手洗いを済ませて下さい。
歯科の治療の中でも抜歯というのは治療時間が予想以上に延長する可能性があり治療を途中で中断できない処置の一つでもある為、できるだけ治療前に済ませておくことをおすすめします。
<抜歯後の注意>
抜歯後、患部の腫れや痛み、内出血が肩口まで起こる事があります。治療当日、翌日は激しい運動や長風呂、サウナ、飲酒、喫煙はせず安静にして下さい。血行が良くなると出血しやすくなったり痛みが出やすくなったりし
食事も基本的に普段と同じで大丈夫ですが当日は噛むと痛みを感じるかと思いますので おかゆやお豆腐野菜を柔らかく煮たもの等、
<避けていただきたいもの>
・アルコールや香辛料(血行促進させるため)
・おせんべい等の硬いもの(傷口を悪化させる可能性があるため)
また、傷口を早く治すためにはバランス良く摂って頂き免疫力を高める事が大切です。粘膜や血管を強くするにはビタミンやミネラルが必要なのでそれらが含まれる食材が良いと言われています。
お口の中を清潔に保つことはとても大切な事ですが抜いた部分には血が固まり血餅(けっぺい)と呼ばれるかさぶたのようなものが患部を保護してくれます。
激しいうがいや歯ブラシなどでこすると剥がれてしまい治癒が遅れ
ドライソケットにならない為にも うがいは水を口に含んで吐き出すようにし、傷口を触らないようにして下さい。
どうしても傷口が気になる場合は歯科医師に相談して下さい。
感染予防の為、抗生物質や痛み止めの薬を処方します。
痛み止めは痛みがなれけば飲む必要はありませんが抗生物質は化膿の原因となるものを抑える為のものでご自身では問題がないように感じても細菌感染の
予防や傷口の早い回復には必要なものなので処方された分量は指示
気になることは次々出てくると思います。
少しでも気になることや心配なことがある場合は
医師またはスタッフに気軽に相談して下さいね。