お知らせ

2022-10-31
歯周病と全身疾患の関連性
2022-10-31

 

皆さんこんにちは!

今日のブログは、毎日のハミガキと

歯科医院での歯周病メンテナンスの重要性が分かる記事となっておりますので

なぜ、お口のケアが大切なのか?

なぜ3か月に一度の定期検診に行かないといけないのか?

と疑問に思っている方には、ぜひ一読していただけると嬉しいです。

 

歯を失う最大の要因は歯周病です。

 

歯周病が重度になると歯が抜け落ちてしまいますが、

歯が抜けるだけではないってことを、知っていますか?

 

 

近年では、多くの研究から歯周病が全身の健康に関わっていることが分かってきています。

 

 

歯周病菌や、その菌が産生する毒素、炎症反応性物質などが、

歯茎の毛細血管を通して、全身のあらゆる組織に送られ、それぞれの組織で悪影響を及ぼしています。

 

また、お口の清掃状態が悪く

口腔内にばい菌が多く繁殖していると

唾液中に含まれる細菌が誤って気管支、肺に入ると

気管支炎や、誤嚥性肺炎の原因になります。

 

 

さらに最近では歯周病と肥満やメタボリックシンドローム

骨粗しょう症などの生活習慣病との関係もあることが分かっています。

 

では、ここからは特に歯周病と関係の深い疾患の3つを詳しく見ていきましょう!!

  • 【心臓血管疾患】

  • 【糖尿病】

  • 【低体重児出産】

 

 

歯周病はこれらを引き起こすリスクが高まるのです。

 

  • 【心臓血管疾患】

慢性的な歯周病により、歯周病菌が血管内に入り込み

心臓に送られます。

そして心臓の弁や内膜に取り付いて感染を起こし、心内膜炎が起きます。

また、心臓の血管に取り付くと、血栓が形成され、血管が狭くなったり

血管内皮に傷が入り動脈硬化を起こします。

すると狭心症や心筋梗塞の発症リスクが高まります。

また、動脈硬化は心臓だけでなく全身の血管で起こる可能性があり、

脳卒中などの発症リスクも高くなります。

 

 

  • 【糖尿病】

慢性的な歯周病により、毒素や炎症性反応物質が血管を通して全身へ送られます。

そこで筋肉細胞や、脂肪細胞に作用して糖の代謝を妨げたり

膵臓で作られるインスリン(血中の糖濃度を下げるホルモン)の働きを弱めます。

さらに、糖尿病が悪化することにより

糖尿病の合併症(網膜症、腎臓病、神経障害など)の発症リスクも高くなります。

歯周病と糖尿病は密接に関係しているため

歯周病を治療することで、糖尿病も改善することが分かっています。

相互に関係しているため、糖尿病が悪化すれば歯周病も悪化すると言われています。

【低体重児出産】

慢性的な歯周病により、歯周病菌や炎症性反応物質が血管を通して

子宮筋に作用して子宮の収縮を早めることで早産や低体重児出産を引き起こします。

妊娠中は、つわりなどで口腔内の環境が悪化しやすい上、

女性ホルモンの関係で妊娠性歯周炎に罹患しやすいので注意が必要です。

 

 

以上、歯周病はあくまでお口だけの問題ではなく

全身の健康に影響を及ぼします。

歯周病の予防や、早期治療は元気に生きていくために必要不可欠なのです!!!

 

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