お知らせ
藤田歯科医院です!長い冬がようやく終わり、暖かくなってきましたね!冷たい飲み物が美味しく感じる季節になりました!
そこで、今月のテーマは!
“炭酸水”について、お話していきたいと思います!
【炭酸水って歯を溶かすの?】
まず、炭酸水とは水に二酸化炭素を高圧力で溶け込ませたものです。
水のpHは中性から弱アルカリ性と言われています。
それに比べ、炭酸水は水よりpH値が低い酸性水です。
炭酸水の酸性度は、水よりも少し高い程度ですので、本来ならさほど心配は必要ないと言えると思います。
ただ、レモンなどの柑橘系や、砂糖が含まれてる炭酸ジュースはよりpHは低いので、無糖炭酸水に比べると、歯を溶かすリスクは高いです。
【そもそも、歯を溶かすって何?】
歯は酸に弱く、お口の中は通常、中性の状態です。
食事やお菓子を食べたり、柑橘類や加糖などのジュースや炭酸を摂取すると、お口の中が酸性に変わります。
(エナメル質といった歯の表面の質が一時的にやわらかい状態に変化します。)
それらは、唾液の作用で中和され、30分ほどかけてゆっくり酸性から中性に戻してくれます。
ただ、この戻る暇もないくらい、頻繁に摂取したり、ダラダラ食べを続けていると、お口の中の酸性に傾いている時間が長くなり、むし歯になりやすい状態のままになります。
炭酸水は前述の通り、もともと酸性であり、酸性度の強さも製品によって様々です。そのため、無糖の炭酸水であっても、長い時間をかけて飲んでいたり、お水の代わりに飲んでいると、口の中が酸性のままになるため、リスクが高くなります。
常にダラダラ飲まず、摂取する間隔をあけ、時間を決めて飲むならば、歯を溶かすリスクは低くなります。
その他、酸性度の高い物を摂取した際の、歯を溶かすことへの緩和策として、
●摂取後は、シュガーレスガムを噛むなどして唾液を出す。
●就寝している間は唾液の量が減少するため、寝る前には飲まないようにする。
●飲んだ後、食べた後は、うがいを行う。もしくは、最後に水かお茶を飲んでいただく。
などがオススメ策です!
次第に暑くなり、冷た〜い飲み物が美味しくなりますが、
これらを気をつけて楽しんで下さいね!
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